TOPページ&使い方

>>勘定科目一覧表
>>サイトマップ

仕訳練習
説明
1現金
2当座預金・借越
3商品売買
4手形
5有価証券
6固定資産
7その他の資産・負債

決算整理仕訳
説明
1現金過不足の処理
2貸倒引当金の設定
3消耗品の処理
4有価証券の評価替え
5固定資産の減価償却
6引出金の処理
7売上原価の算定
8費用と収益の繰り延べ
9費用と収益の見越し

電卓を使おう
説明
1手形の割引
2有価証券
3貸付金と借入金

このステップでは、

についての学習ができます。

★以下のことをふまえて進めていこう★  → → → 飛ばして問題へ


●貸倒引当金の設定

「貸倒れ」とは、得意先の倒産などで、売掛金や受取手形の代金が回収できなくなることである。
決算時にその貸し倒れるかもしれない金額を見積もって貸倒引当金繰入(費用)」という勘定で処理するとともに貸倒引当金勘定(資産のマイナスを意味する勘定=貸方)を使って記入する。

<貸倒引当金>

 売掛金や受取手形の代金のうち、回収できなくなるかもしれない金額を見積もってそれらの代わりに費用に計上すること。
 ※まだ倒産しているわけではないので、売掛金や受取手形を減らせば解決するものではない。

■貸倒見積額の計算

 『 貸倒見積額 = 売掛金などの期末残高 × 貸倒引当金設定率 』

●期中に貸倒れた場合

 決算時に設定しておいた貸倒引当金はあったが、実際に売掛金や受取手形が貸倒れてしまった場合、設定しておいた貸倒引当金を減らす。
なお、貸倒れた金額が、設定してあった貸倒引当金を超えたときは、その超えた部分について「貸倒損失(費用)」で処理する。

●決算日に貸倒引当金の残高があった場合

<差額補充法>

 当期中に減らずに、当期末に残っていたときには、当期に見積もった金額と貸倒引当金勘定の残高との差額を、貸倒引当金として追加して計上する方法として差額補充法がある。

 『 貸倒見積額 > 貸倒引当金算高 』のとき・・・差額を貸倒引当金として処理。

<貸倒引当金戻入(収益)>

 当期に見積もった金額と前期から残っている金額を比べて、当期に見積もった金額のほうが少ない場合は、前期から残っている金額を減らして当期の貸倒見積高にあわせる方法が「貸倒引当金戻入」である。

『 貸倒見積額 < 貸倒引当金残高 』のとき・・・差額を貸倒引当金戻入(収益)で処理.。

●前期以前に貸倒れた売掛金などの回収

 前期以前に貸倒処理をしていた売掛金や受取手形が、当期に回収できたときは償却債権取立益(収益)」で処理する。


問題に進む☺