■2コース制(2009年4月スタート!! )
本当に「自分らしい生き方」とは、どのような生き方なのでしょうか。
私たちは、人と人との関係の中を生きています。常に周りの目を意識する中で、自分らしく生きるということは、それほど簡単なことではありません。仏教科では2つのコースのもとで、私たち自身の生き方について、本質から問い考えていきます。
「本当の豊かさ」とは何か、「本当のやさしさ」とは何か、「自分らしく生きる」とはどういうことか。仏教科はそんな問いに向き合い、自分についてじっくりと考えていきたい人のために開かれています。
*コース制導入にともない、新しく授業を開講し、さらに充実したカリキュラム内容となります。
人間とこころコース
本当に豊かな人生とはどのような人生なのでしょうか。経済的・物質的に恵まれていても、人間にはお金やモノでは満たされることのない「こころ」があります。それは一体何なのでしょうか。
この「こころ」の問題に正面から向き合い、本当に豊かな人生を求めて生きたふたりの人物、それがブッダと親鸞です。ふたりの生涯を学ぶことは、私たち自身の生き方を見つめ、誰もが抱える悩みや苦しみの本質に気づき、どのように生きることが大切なのかという問題について、考えを深めることにつながります。インドの文化や宗教に触れる学びの体験を通して、既成の価値観にとらわれることのない、豊かな人生観を持った人物の養成を目指します。
実践仏教コース
真宗大谷派の教師資格を2年間の充実したカリキュラムの中で、無理なく取得するコースです。ブッダと親鸞の生涯と思想を基礎から学びます。仏教と真宗に対する理解を深め、私たち人間の抱える問題や現代の諸問題について考える視座を培うことで、仏教者としての生き方を学びます。
また、儀式作法や書道、仏教と美術などの実践的な科目を履修できます。特に、儀式作法については、従来の2倍の授業数を設け、声明だけでなく、儀式・装束・荘厳の作法を学ぶことで、実社会で活動できる仏教者の育成を目指します。