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英文『楞伽経の研究』
[りょうがきょうのけんきゅう]
一冊


大谷大学図書館蔵
絹本著色 軸装 縦90,2×横38,2
1930年(ロンドン)


 鈴木大拙のサンスクリット語原典『楞伽経』の一連の研究。『楞伽経』の経名は釈尊がランカー(楞伽=スリランカ)に入って説いたという意味で、如来像思想や唯識思想を説いている。特に達磨が伝持したとされ、禅宗で重視された。本書はアメリカ滞在時代より継続していたサンスクリット語原典の研究の延長線上にあるもので、直接的には泉芳m(1884〜1947)との共同研究を契機とした成果といえる。
 英文にてロンドンのGeorge Routledge社から刊行されたもので、扉に安宅弥吉(1873〜1049)の寄贈挨拶が貼附されている。安田理深旧蔵書。



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