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英文『禅論文集』第一 [ぜんろんぶんしゅう] 一冊 大谷大学図書館蔵 紙本印刷 冊子 縦21,0×横13,7 1927年(ロンドン) 鈴木大拙の禅に関する代表的著作の1つ。大拙の禅学の起点は、明治24年(1891)の円覚寺への参禅にみられるが、その体系化は、大正10年(1921)の真宗大谷大学(現大谷大学)教授就任から終戦までの時期とされる。本書は、悟りをあらゆる思想に優先し、これを基礎づける経験的な具体相や特徴、心的過程の諸要因といった基本的事実として確立することを主眼とする諸論文から構成される。この論文集には「Second Series」「Third Series」があり、「Fast Series」は、ロンドンの出版社から刊行されたほか、ニューヨークの出版社からも刊行され、またフランス語訳も刊行された。なお、本品はその初版本で、内題には「To Professor Shugaku Yamabe with Compliments Author」と自筆される。山辺習学旧蔵。 ※画像をクリックすると大きい画像をみることができます。 |