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スウェーデンボルグ著 『天界と地獄』 [てんかいとじごく] 一冊 金沢市立ふるさと偉人館蔵 紙本印刷 冊子 縦22,8×横13,5 明治43年(1910) スウェーデンの自然科学者・神秘家・神智学者であるスウェーデンボルグ(1688〜1772)の著書の邦訳。原書は学術的ラテン語で記述され、1758年にロンドンから出版された。本書の内容は「天界」「精霊界」「地獄界」から構成され、附録にゼームス・スヒヤースの「スエデンボルグ小伝」を掲載する。発行者は「英国倫敦スエデンボルグ協会代表鈴木貞太郎」で、同協会から出版費を得て、東京の東京有楽社から刊行された。本書は、ラテン語原書とドイツ語訳およびフランス語訳を参照し、1905年版の同協会発行の英訳本『Heaven and its Wonders and Hell』から日本語に重訳したものである。スウェーデンボルグを初めて日本に紹介した著作として知られる。本品はその初版本である。 ※画像をクリックすると大きい画像をみることができます。 |