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ポール・ケーラス著
『仏陀の福音』

[ぶつだのふくいん]
一冊


大谷大学図書館蔵
紙本印刷 冊子 縦19,0×横12,7
明治34年(1901)


 ポール・ケーラス著『The Gospel of Buddha』の邦訳。ケーラス(1852〜1919)はドイツ生まれのアメリカの哲学者。本書はケーラスが1893年シカゴで開催された万国宗教大会の理念に示唆をうけ、1894年にオープン・コート社から刊行したもの。キリストの福音書になぞらえ、仏陀の伝記を中心に原始仏教の教義を説いている。アジアの仏教諸国で反響を呼び、アジアの諸国語で翻訳された。鈴木大拙は、師の釈宗演(1859〜1919)の命によって邦訳し、明治28年(1895)に非売品として発刊したが、のち同34年(1901)に森江書店より訂正再版された。


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