オブジェクト指向
オブジェクト指向とは?
言葉だけで説明すると用語が非常に多く、難しくなるので例を用いて説明したいと思います。
まずS社製の1台のテレビがあるとしましょう。
内部がどういう仕組みになっていて電源が入るのか、チャンネルが
変わるのかなどをテレビの内部の構造を完全に知っている人は少ないと思います。
もちろんそんなことは知らなくとも誰でもテレビを操作するのできると思います。
別のところにもう1台P社製のテレビがあるとします。
別にS社とP社が申し合わせて、内部の構造(部品の種類・数量・配置、
電気的な制御など)を完全に同じにしているとは思えません。
しかし使う側は同じようにテレビを操作することができます。
これはなぜでしょう?
テレビは「電源ボタンを押せば電源が入る」「チャンネルのボタンを
押せばチャンネルが変わる」という決まりがあり、それさえ守れば
世界中のメーカーがそれぞれ内部構造をどう作ろうが、使う側としては
問題ないわけです。
これはテレビに限ったことではなく、扇風機でも掃除機でも自動車でも
何でも良いわけです。極端に言えばこの世の中に存在する全てのものは、
この考え方で扱うことができます。
オブジェクト指向プログラミングとは?
オブジェクト指向に基づいてつくったプログラミングの事をオブジェクト指向プログラミングと呼びます。
それでは次の章から図と例を出して解説をしていきたいと思ういます。
この学習サイトでは、オブジェクト指向プログラミングの機能である『クラス』を使って以下の事を学んでいきます。
ここではクラスを使う際に重要なキーワードだけを出しておきます。
- クラスとインスタンスの違い
- カプセル化
- クラスの継承
実際にクラスを使ってオブジェクト指向プログラミングがどのようなものか図と例を見て学習して行きましょう。