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11.唐代墓碑銘訳注 1998年3月 大谷大学真宗総合研究所 1996年度から1997年度にかけて行われた、滋賀高義先生をリーダーとする共同研究「三朝高僧伝の比較研究」の成果報告書である 『唐代釈教文選訳注』において分担執筆したものである。当研究は主に唐代高僧の碑文を読解することを主としていた。全体で、 十五首ほどの碑文を読解したが、そのうち著書は「唐故招聖寺大徳慧堅禅師碑銘并序(徐岱撰)」「袁州萍ク楊岐山故広禅師碑(劉禹金錫撰)」の訳注を担当した。 (A5判211-245頁) 12.大谷大學所蔵「老子八十一化圖説」について 1998年3月 大谷研究年報第53号 大谷大学図書館に所蔵される『老子八十一化図』について研究したものである。この書は元の時代に焚書にあい、 本来伝来しないはずのものであった。故に伝本も少なく、貴重な書物である。他に現存する諸本と比較し、 あわせて書誌学的基礎研究を行った。加えて八十一ある老子の伝記場面より第十八化と第四十五化の二場面を特にとりあげ、 その解説文の典拠を明らかにし、図像学的解説を加えてみた。 (A4 45頁) 13.『列仙全伝』研究(一) 2003年4月 『文藝論叢』第59号 (大谷大學文藝學会) これまで日本・中国の研究者から等閑視されてきた『有象列仙全伝』について、版本等の書誌学的研究を行った。 また、その基礎研究の過程で知り得た他の仙伝類との関係を明らかにした。特に『仙仏奇踪』が『列仙全伝』を剽窃したものである ことを指摘した。更に道蔵に収められている『消揺墟経』は、この『仙仏奇踪』を元にして作られていることをも指摘、論証した。 この論文は長文に及ぶため、続編は次号に発表した。 14.『列仙全伝』研究(二) 2003年9月 『文藝論叢』第60号 (大谷大學文藝學会) 大谷大学文藝論叢第59号に続く論考である。本号では第二章の五節より第四章までを執筆・発表した。特に『三才図会』 及び大谷大学図書館に所蔵する『列仙伝』と『列仙全伝』との比較研究を行った。 (総頁数144頁中34頁(P75〜P108)) 15.『列仙全伝』研究(三) 2004年4月 『文藝論叢』第62号 (大谷大學文藝學会) (一)(二)に続く論考である。そもそも『列仙全伝』の重要な特色は、伝記のいくつかに絵像が付されているという点にある。 そこで今回はその絵像比較を中心に研究を行った。 16.『列仙全伝』研究(四) 2004年9月 『文藝論叢』第63号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に収録されている諸仙人の伝記について、各種の仙伝類での所在を索引として発表。今号ではその第一部を発表。 (P42〜P88) 17.『列仙全伝』研究(五) 2005年9月 『文藝論叢』第64号 (大谷大學文藝學会) 前号で発表した第一部の続編。第二部は広範な仙伝類などに探索範囲を広げ、伝記資料を探った。 (P1〜P28) 18. 一、傳記資料所在索引・第二部(増補改訂版) 2005年 大谷大学真宗総合研究所 上記の索引の増補改訂版である。 19.『列仙全伝』研究(六)―『列仙全伝』非立伝仙人伝記資料所在索引 2006年3月 『文藝論叢』第66号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に立伝されている以外の仙人500余名の伝記資料の所在索引である。 20.『列仙全伝』研究(七)―図像資料集@ 2007年3月 『文藝論叢』第68号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に付されている絵像の諸々のモチーフを分類整理し、索引化したものである。 20.『列仙全伝』研究(八)―図像資料集A-1 2007年9月 『文藝論叢』第69号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に付されている絵像の諸々のモチーフを分類整理し、索引化したものである。 20.『列仙全伝』研究(九)―図像資料集A-2 2008年3月 『文藝論叢』第70号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に付されている絵像の諸々のモチーフを分類整理し、索引化したものである。 20.『列仙全伝』研究(十)―図像資料集A-3 2008年9月 『文藝論叢』第71号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に付されている絵像の諸々のモチーフを分類整理し、索引化したものである。 21.『列仙全伝』研究(十一)―図像資料集A-4 2009年9月 『文藝論叢』第73号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に付されている絵像の諸々のモチーフを分類整理し、索引化したものである。 22.『列仙全伝』研究(十二)―図像資料集A-5了 2010年10月 『文藝論叢』第75号 (大谷大學文藝學会) 『列仙全伝』に付されている絵像の諸々のモチーフを分類整理し、索引化したものである。 V.その他 1.輯佚資料としての『三教指帰成安注』 1989年10月 日本中国学会第四十一回大会 『三教指帰注集』(釈成安注)には、様々な典籍が引用されているが、それらの中には多くの佚書佚文が含まれている。 今回の発表では、その具体例として、いくつかの新出の佚文等を示し、『三教指帰注集』の持つ、輯佚資料としての重要性を指摘した。 2.貴重資料紹介(12)『三教指帰注集』(釈成安注) 1994年9月 大谷大学図書館報『書香』第13号 大谷大学図書館に所蔵される貴重書である『三教指帰注集』の資料紹介である。 3.空飛ぶ金魚と黄金バット――中国吉祥物考―― 1997年7月 文藝學会公開講演会 (大谷大學文藝學会) 論文10「中国吉祥物考(2)ー金魚と蝙蝠ー」をもとに、論文中では紹介できなかった吉祥物について それらが意匠化された実際の民間文物や写真などを用いて中国の吉祥観について発表を行った。 4.生活の中の仏教用語 1998年6・9・12月号、1999年3・8・11月号、2000年2・5月号『文藝春秋』(文藝春秋社) 『文藝春秋』の中の大谷大学の広告ページに連載。生活に密着した仏教語の中から「三蔵法師」「魔」「居士」「愛」「四苦」 「菩薩」「甘露」「兎角」の各語を取り上げて解説を施した。 5.大谷大学所蔵「老子八十一化図説」について 2000年10月 大谷大学研究発表会(大谷学会) 大谷大学研究年報第53号に発表した『大谷大学所蔵「老子八十一化図説」について』をもとに行った発表である。 6.影印・擒藻堂四庫全書薈要について 2001年9月 大谷大学図書館報『書香』第17号 大谷大学図書館が購入した『擒藻堂四庫全書薈要』についてその価値と内容について解説を加えた。 清の乾隆帝の命によって編纂された一大類書四庫全書からその"菁華"を選び出し、より利用に便なる全書を編纂し直した書である。 元になった四庫全書同様にこの薈要も幾多の戦乱を経る中で散佚したと考えられていたのだが、紫禁城が故宮博物館に改められた際に 完全な形で紫禁城内の擒藻堂より発見された。 (B5 4頁) 7.中国の出版文化 明万暦期を一例に 2004年10月 親鸞聖人御命日講話 於大谷大学講堂 中国明代に公刊された『列仙全伝』を中心に、そこに描かれている仙人の図像が後世の同種の諸本にいかに影響を与え、 受け継がれていったかを概説した。 8.『道光列仙伝』 ―図像入り仙伝集『列仙全伝』の系譜― 2006年3月 大谷大学図書館・博物館報『書香』第23号 大谷大学図書館に所蔵される正体不明の『列仙伝』の正体について考察し、他所に所蔵される同一と思われる書との関連を含めて紹介した。 9.『列仙全伝』の図像を読む 2011年10月 文藝学会公開講演会・筆録 2011年度文藝学会公開講演会での講演録に加筆・訂正してものである。 …「研究業績」おわり… |
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