*鈴木大拙について*
 鈴木大拙(貞太郎)は1870年に金沢で生まれました。同郷の友人に西田幾多郎・山本良吉・藤岡作太郎などがおり、西田と藤岡とともに「加賀の三太郎」と称されました。その後、円覚寺での参禅期とアメリカ長期滞在を経て、大乗仏教を世界に発信した著名な仏教学者です。
 大谷大学へは、三代学長佐々木月樵の招きと西田幾多郎のすすめにより、1921年教授として赴任しました。爾来四十年の長きにわたり研究を邁進して多くの重要な著作を世に送り出し、また後進の育成にあたりました。

鈴木大拙 略年譜