大拙と松ヶ岡文庫

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鈴木大拙所蔵印 [すずきだいせつしょぞういん] 五顆 -1　「大拙居士」印 松ヶ岡文庫蔵 軽石製篆刻　縦4,7×横4,5 昭和時代 -2　「鈴木貞印」印　獅子鈕　側款「日年作」 松ヶ岡文庫蔵 石製篆刻　縦3,0×横3,1 昭和時代 -3　「大拙」印 松ヶ岡文庫蔵 木製篆刻　縦1,5×横1,7、縦1,7×横1,9 昭和時代 -4　「也風流庵蔵書」印　獅子鈕　側款「汀生擔雪乞／張超丞刻呈／大拙吾師雅賞／庚午十二月時客北窓」 松ヶ岡文庫蔵 石製篆刻　縦2,9×横2,8 昭和5年（1930） -5　「大拙」「貞」印　側款「辛丑五月／玉瑛寛」 松ヶ岡文庫蔵 石製篆刻　各縦1,6×横1,6 昭和36年（1961） 　鈴木大拙所用の印章。このうち作者の判明するものは、-2の楠瀬日年と-4の長超丞、-5の小田玉瑛。楠瀬日年は、明治21年（1888）高知県生。名は恭卿、別号に鵲巣。たびたび中国に渡り、説文を章炳鄰に、篆刻を呉昌碩に学ぶ。大津絵の研究家でもある。主著に『揮毫大観』（1931年）がある。長超丞については未詳。「也風流庵」は大拙の号。小田玉瑛氏は昭和7年（1932）東京生。殿木春洋、中村蘭台に書・篆刻を学ぶ。主著に『神々の譜　シルクロードの印章』（1988年）がある。松ヶ岡文庫には他に二十数点の蔵書印が蔵されている。 ※画像をクリックすると大きい画像をみることができます。