学の発信

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『日本的霊性的自覚』
[にほんてきれいせいてきじかく]
一冊


大谷大学図書館蔵
紙本印刷 冊子 縦17,9×横12,8
昭和21年(1946)


 昭和20年(1945)6月、大谷教学研究所において開催された第1回講習会の講義録。大谷教学研究所は、本書の「後記」に「茲に我が大谷教學研究所は、動亂の現實に1大燈炬を與ふべく、萬難を排して『大谷教學叢書』の刊行を企てることヽした」とあるように、戦時体制の強化の中で学校非常措置の対策として設置された機関である。その中の東亜教学部の総題が「霊性的自覚の東亜的形成」であり、大拙の研究題目は「霊性的自覚の日本的表現」であった。敗戦後、旧研究所所員の研究成果が「大谷教学叢書」として出版され、その第1巻目に本書が刊行された。本品は同研究所から刊行された初版本である。


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