学の大成―大拙と大谷大学―

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古川大航・植木憲道・鈴木大拙合筆墨蹟
[ふるかわだいこう・うえきけんどう・すずきだいせつがっぴつぼくせき]
一幅


出光美術館蔵
紙本墨書 軸装 縦135,5×横32,8
昭和時代
古川大航「随処作主」
植木憲道「無事是貴人」
鈴木大拙「直処皆真」


 鈴木大拙の書。古川大航(1871〜1968)と雲巖(植木)憲道との合筆で、「無事是貴人」は、『臨済録』「示衆」にある語で、「無事」とは「無為」のことであり、「無為」は「平常心是道」というあり方を意味し、すべての造作を除き無心に道と1体となること。また「随処作主」も、『臨済録』「示衆」にある語で、仏界・魔界・天上・地獄・順境・逆境の如何なる所にあっても、何物からも自己を乱されることない無礙自在なこと。


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