学の大成―大拙と大谷大学―

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辞令
(任真宗大谷大学教授)  一枚

松ヶ岡文庫蔵
紙本墨書 一紙 縦21,5×横29,4
大正10年(1921)


 大正10年(1921)3月22日、大拙は真宗大谷大学(現大谷大学)教授に任命される。「辞令(任真宗大谷大学教授)」はその時の辞令である。当時の大谷大学は、大正7年(1918)施行の大学令に基づく大学として設立するために準備を進めていた段階であり、広く学界に通じる人材を求めていた。大拙は、大谷大学第三代学長佐々木月樵(1875〜1926)や郷里金沢での同窓であり当時京都帝国大学にいた西田幾多郎(1870〜1945)との学的な繋がりから大谷大学教授に招聘された。


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