ナン(Nan)県


Wat Nong Bua寺院 → 説明・全景等はこちらをクリック
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本尊  左は説教台                       玉座(格式の高い寺である意ことが分かる)

 

Wat Phra That Chang Kham寺院(ワット・プラ・タート・チャン・カム))

  この寺には、パンニャーサジャータカ貝葉写本の一部を所蔵している。昔は、Nan県で唯一の三蔵の図書館があったとされる。

  

       大きな象牙に護られた荘厳な本尊がある

経蔵内の貝葉写本



Wat Phumin(ワット・プーミン) 寺院

 上記、Wat Chang Kham寺院のすぐ近くにあるこの寺院の本堂は、1596年に建てられ、19世紀半ばに修復された。スコータイ様式の四方仏の坐像が安置されている。壁いっぱいに、古典ジャータカやパンニャーサジャータカが描かれ、所々にランナー文字による解説がある。

 



Wat Phratat Che Haemg(ワット・プラタート・チェー・ヘン) 寺

 この寺院は、ラーンナー様式特徴の旗供養と巨大な菩提樹があるので有名である。このことは、パンニャーサジャータカのモチーフともなっているものである。

 

 

 

プレー(Phrae)県


Wat Sung Men(ワット・スンメン)寺院

 この寺院は、プレーの中心部から西南に15キロのところにある。本堂は、ラーンナー様式の建築である。ここには相当数のバーリ語貝葉写本が所蔵されており、チェンマイ大学の研究班により、その目録も公表されている。その目録によると我々の研究している「パンニャーサジャータカ」の全写本があるというので、調査に立ち寄った。ちょうど僧院長がおられ、門外不出の経蔵を案内していただいた。ところが、肝心の「パンニャーサジャータカ」の写本だけがどうしても見つからず、どこかに紛れ込んでいるらしかったのは残念であった。総院長の話では、そのマイクロフィルムがチェンマイ大学にあるとのことであったので、後日、チェンマイで、EFEO チェンマイセンターのL.Gabaude博士の紹介で、チェンマイ大学に調査に行くことになった。
 ところで、この寺院では、私は貝葉に夢中で、写真1枚撮れず、ここに紹介する写真は、同行した村西弘行氏(本学大学院博士課程)の写真を借用した。謝意を表したい。

                   ワット・スン・メン寺院
     

Wat Sung Men 寺院の経蔵


 
            経箱扉                            経箱


                   貝葉の棚                                     貝葉



                   ラーンナー文字貝葉



経蔵を案内してくださる僧院長


Wat Luang(ワット・ルアン)寺院

 この寺院もラーンナー様式で建てられており、境内に大きなストゥーパと博物館がある。この博物館には、多くのラーンナー様式の仏像群とラーンナー文字による貝葉が保存されている。


 

貝葉写本の棚          博物館の仏像
 

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