「2012年度文藝学会公開講演会」
◆日時 2012年 7月4日(水)13:00~16:10
◆会場 大谷大学響流館3階 メディアホール
≪国文学≫ 13:00~14:30
講師:根来麻子氏(本学任期制助教)
講題:「宣命の表現-漢語から日本語への翻案をめぐって-」
≪中国文学≫ 14:40~16:10
講師:亀山朗氏(滋賀大学教授)
講題:「うたの場への想像力」
中国文学分野においては、滋賀大学教授 亀山朗先生が、
作品が作成・受容された現場について考察することの重要性をテーマとして、ご講演されました。
詩歌を解釈する際、そのうたが生み出され、享受された「場」について考えることで、
新たな解釈やより豊かな理解が可能となることを、
漢代の「古詩十九首」や建安時期の贈答詩、また「易水歌」や唐の高適・王之渙の詩など、
多くの中国文学の作品を広くとりあげて説明されました。
くわえて、そのような作品の「場」への注意は、中国古典文学研究のみならず、
芸術や現代文化などについて考えるときにも必要であることを視聴覚資料を用いてお話頂きました。
※本公演の筆録が『文芸論叢』第79号(2012年10月刊)に掲載されています。
於 大谷大学響流館3階 メディアホール
「2012年度中国文学卒業論文中間発表会」
◆日時: 2012年10月30日(火) 13:00~16:10
◆会場: 大谷大学響流館3階 マルチメディア演習室
《発表題目一覧》
「2012年度中国文学会学術公開講演会」
◆日時: 2012年12月10日(月)午後2時40分~
◆会場: 大谷大学尋源館2階 尋源講堂
◆講題: 占いとは何か-易の世界
◆講師: 国際基督教大学教授 古藤友子氏
国際基督教大学教授 古藤友子先生をお迎えし、
「占いとは何か-易の世界」と題して、ご講演を賜りました。
ご講演では、「占」や「易」の字義や筮法(占いの手順・方法)を通して
『周易』について分かりやすく解説して頂きました。
更に、民間において流行し、現在の日本の占いの文化にまで
影響を及ぼしている「断易」について、多くの例を挙げて紹介され、
それらを通して見える占いの本質や意義について、お話して頂きました。
学内・学外から多くの方にご参加頂き、講演後には質疑応答も行われました。