学の大成―大拙と大谷大学―

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文学博士学位授与認可状
[ぶんがくはかせがくいじゅよにんかじょう]
一枚


大谷大学真宗総合研究所蔵
紙本墨書 一紙 縦27,1×19,7
昭和9年(1934)


 鈴木大拙の文学博士学位授与の認可状。大拙はアメリカ滞在時代に独学で学んだサンスクリット語原典の研究に継続的に取り組んでいたが、その1つに泉芳m(1884〜1947)とともに取り組んだ『楞伽経』の研究があげられる。その成果は、英文『楞伽経の研究』・英文『梵文楞伽経』・英文『楞伽経索引』として結実したが、この一連の研究を主論文「楞伽経の研究」とし、『梵文楞伽経梵漢蔵索引』などを附編として、大谷大学から文部省へ文学博士の推挙があり、学位が認可された。なおこの学位授与は大谷大学における文学博士の第1号にあたる。


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